タッターソールチェック
概要
タッターソールチェックとは、明るい地色に2色の細い縞がたて・よこ直角に交差する格子柄・チェック。縞が直角に交差して出来上がった格子は、例えるならマス目のついた方眼用紙そっくりです。
本来は白地・ベージュ地にエンジ色と黒の縞が交差したものが定番です。しかし近年では、明るい色の地に赤×黒、青×水色、茶色×青、茶色×薄茶など、さまざまな配色が用いられています。
ただ、縞がどのような配色であっても、地色は白・ベージュ・黄色など明るい色が用いられていることが共通点です。
タッターソールチェックの特徴
タッターソールチェックは地色が明るく、また縞の幅も細いため、涼しげで爽やかな印象があります。また乗馬のシーンで用いられていたという歴史もあり、スポーティーな雰囲気です。
どちらかといえばメンズライクで、シックな男性の夏の装いを感じさせてくれます。
薄手でハリのあるブロードとも相性が良く、こうした特徴から、タッターソールチェックは薄手のYシャツやスポーツシャツなどに使われることが多いです。
方眼用紙のようなシンプルな格子ですがしっかりと存在感があるため、無地のスーツの下に着用するシャツやネクタイ、ハンカチなどにぴったり。
しかし柄物同士を組み合わせるとちぐはぐで垢抜けない印象になってしまうため注意が必要です。
タッターソールチェックのメリット
- メンズライク
- 涼しげで爽やかな印象
- カジュアル・スポーティー
- しっかりと存在感がある
タッターソールチェックのデメリット
- シンプルだが柄物との組み合わせには注意が必要
- デザインによっては目がチカチカすることもある
その他
- 「タッターソール(tattersall)」とは、18世紀のロンドンにリチャード・タッターソールがが創設した馬市場の名前。乗馬に用いられるアイテムや騎手のベストにこの柄が用いられていたことが名前の由来です。
- 「タッターソールチェック」の和名は上記の由来にちなんで「乗馬格子」といいます。
- タッターソールチェックの中には、紺色×水色×青緑のように、近い色合いで3色の縞があるものも。濃淡があり立体的に見えつつも、似た色合いなのでまとまりが良く見えます。