オルタネートストライプ
概要
オルタネートストライプとは、2種類の異なった縞が交互に並んでいるたて縞模様・ストライプのこと。用いられる縞には次のような種類があります。
- 色(赤の縞・青の縞)
- 幅(細い縞・太い縞)
- 素材(ウール・コットン)
- 糸(梳毛糸・紡毛糸)
- 織組織(平織り・綾織り)
配色にも決まりはなく、白地に赤と青の縞、青地に黄色と紺色の縞などがあります。グレーの縞を用い、色縞の影のように見せることも。
プリントはもちろん、色糸を変えるだけなのでジャカード織りでも表現できますよ。主に毛織物のスーツに代表されるストライプです。
オルタネートストライプの特徴
オルタネートストライプは2種類の縞・色地の組み合わせによって、華やかにもシンプルにも仕上げられるストライプです。
たとえば白地に赤と青の太い縞は、目立ちやすく派手な印象に。一方で濃色の地にグレーや青など同系色の縞は、落ち着いているけどスタイリッシュな印象になります。
どんな印象や雰囲気にしたいのかによって色の組み合わせを自在に変えられることが、オルタネートストライプの最大の魅力だと言えるかもしれません。
縞に異なる色を使っている分、その他のストライプ柄に比べて存在感を放っています。シンプルなストライプでは物足りない人におすすめです。
また種類の違うストライプが並んでいることで、シワができても視覚効果によりあまり気にならないというメリットもあります。
ただ、色の組み合わせによっては目立ちすぎることもあり、色柄の活用に慣れていないファッション初心者・デザイン初心者は組み合わせが難しいかもしれません。慣れないうちはオルタネートストライプ以外は無地にするなど、1点だけ取り入れるようにしましょう。
オルタネートストライプのメリット
- 縞や色地の組み合わせ次第で印象が変わる
- 赤と青など系統の違う色は華やかで派手な印象
- 青とグレーなど同系色はスタイリッシュで落ち着いた印象
- 他のストライプより存在感がある
- シワができても気にならない
- プリント・ジャカード織りなどで表現可能
オルタネートストライプのデメリット
- 華やかで派手だが悪目立ちすることもある
- 他の色柄物との組み合わせには注意
- 着用するシーンに合わせて選び分ける必要がある
その他
- 「オルタネート(alternate)」とは「交互」「互い違いの」という意味。種類の違う縞が交互に並んでいることから、この名称で呼ばれています。
- 毛織物のスーツとして用いられるときには、縞の色にかかわらず地色は濃い色が選ばれることが多いです。