トリプルストライプ
概要
トリプルストライプとは、細い縞が3本ずつまとまって規則的に並んでいるたて縞模様、ストライプ柄。
基本的な色の組み合わせは、淡色の地に濃色の縞が並んだもの・濃色の地に淡色の縞が並んだものの2種類。どちらの組み合わせも濃淡がはっきり分かれているので、ストライプの縞が目立ちやすいです。3本縞が細いものから太いものまであります。
ストライプ柄は規則的で単純な配列なので、プリントはもちろん、ジャカード織りや先染め糸の編み物でも再現可能です。
トリプルストライプの特徴
シンプルな1本線のストライプや、2本線の「ダブルストライプ」よりも縞が1本多い分、シンプルな色の組み合わせでもやや華やかな印象になります。
落ち着いた印象のトリプルストライプは和な雰囲気もあり、江戸小紋でも人気の柄のひとつです。
色の組み合わせによって印象や用途が変わります。淡色の地に濃色の3本縞は明るく爽やかな印象があり、シャツなど薄手のアイテム向き。濃色の地に淡色の3本縞は大人っぽくフォーマルな印象になり、スーツやジャケット向きです。
また3本縞が細いものはスタイリッシュに、太いものはカジュアルになるなど、たて縞の太さによっても雰囲気が変わるのもトリプルストライプのユニークなポイントです。
ただし、色や他の柄物の組み合わせによっては派手になりすぎてしまったり、ちぐはぐな印象を持たせてしまうこともあります。トリプルストライプ以外は無地にするなどの工夫が必要かもしれません。
もう少し落ち着いた印象にしたいときには、黒×グレーのように、色の濃淡を少なくする(コントラストを抑える)と良いでしょう。
トリプルストライプのメリット
- シンプルだがやや華やか
- 和風なアイテムにも取り入れられる
- 淡地×濃色の縞=明るく爽やかな印象
- 濃地×淡色の縞=フォーマルな印象
- 縞の太さによっても印象が変わる
- プリント、織り、編みどの方法でも表現しやすい
トリプルストライプのデメリット
- 組み合わせによっては派手になりすぎる
- 他の柄物と一緒に使うとちぐはぐな印象
その他
- 別名「トリプルバーストライプ」とも呼ばれます。和名では「三筋」「三筋立て」「三本縞」「三重縞」など。
- トリプルストライプと同じ要領で格子柄(チェック柄)になっているものは「トリプルチェック」といいます。
- ダブルストライプ・トリプルストライプは一般的な縞模様ですが、3本以上の縞が1グループとなって等間隔に並ぶストライプもあります。これを総称して「グループストライプ」「クラスターストライプ」「群縞(むらじま)」といいます。