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メッシュ

概要

メッシュとは、トリコット編み機やラッセル編み機で網状に編まれた生地の総称です。

トリコット編み機:たて編みの代表的な編み方「トリコット」を編む機械

ラッセル編み機:トリコットより筬の枚数が多く左右の振り幅が大きい「ラッセル」を編む機械

目を粗く追っており、見た目には細かな穴が空いているようにも見えます。

編み方はトリコット編みやラッセル編みがほとんどですが、中には鹿の子編みのメッシュもあり、より立体的に仕上がります。

素材はナイロンやポリエステルなどの化学繊維が中心。特にナイロン製のものが多いです。また、メッシュにもさまざまな種類があります。※メッシュの種類は下部に掲載

メッシュの特徴

メッシュは穴が空いたような見た目通り、透け感があることが特徴。素材は化学繊維がほとんどなので、薄くて軽く、サラサラ・ツルツルの肌触りです。

通気性が良く速乾性も高いため、汗をかいてもサラサラとした着心地が続きます。そのため夏場のスポーツウェアや衣類の裏地、リュックの背中部分、帽子の内側など、人が汗をかきやすい部分に使われることが多いです。

ダブルラッセルや鹿の子編みのメッシュのように立体的なものもあり、細かい凹凸があらわれ、デザイン性も高くなります。

また穴は空いているものの、ナイロンなどは力強く耐久性が高いため、破れる心配はありません。ただ欠点として、透けて見えるのでそのまま衣類として用いられないことが挙げられます。

メッシュの穴をデザインとして用いたい場合には別に裏地が必要ですが、それではメッシュ特有の通気性や速乾性を活かせません。また素材の特性上、吸水性は悪く、それを通気性の高さがカバーする形になります。

メッシュのメリット

  1. 透け感がある
  2. 薄くて軽い
  3. サラサラ・ツルツルの手触り
  4. 通気性が高い
  5. 速乾性に優れている
  6. 立体的なものもある
  7. 耐久性がある
  8. 裏地として大活躍

メッシュのデメリット

  1. そのまま衣類の表側として使えない
  2. 素材の特性上、水を吸いにくい

メッシュの種類

ラッセルメッシュ ラッセル編み機で作ったもの
トリコットメッシュ トリコット編み機で作ったもの
ポリエステルメッシュ ポリエステル100%のメッシュ素材
ドライメッシュ ほとんどがポリエステル製で、特にドライタッチ
ハニカムメッシュ ポリエステルと綿を混紡し、ニットらしく柔らかいもの
ダブルラッセル メッシュを2枚に重ね、厚みと立体感のあるもの

その他

  • 織物の中でも網状で穴が空いたものを「メッシュ」と呼ぶこともあったり、「パンチングメッシュ」のようにレザー素材に穴を開けたものを指したりと、定義は幅広いです。

メッシュの向いている用途

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