menu

オックスフォード

概要

オックスフォードとは、たて糸とよこ糸を数本ずつ引き揃えて織る平織りの生地。変化平織りの1種である「ななこ織り」で作られます。

通常の平織りは、たて糸1本に対してよこ糸を1本交差させます。一方でオックスフォードでは、たて・よこに2本ずつ引き揃えるパターンや、たて2本・よこ1本で引き揃えるパターンなど、たて・よこが数本ずつです。

引き揃えた糸を1本の糸のように扱う織り方のため、細い糸でも太い糸を使ったときのような効果が出ます。

綿・コットンが使われるのが一般的ですが、より強度や堅牢度を高めた綿とポリエステルの混紡もあります。

オックスフォードの特徴

オックスフォードの生地は触り心地がとてもしなやか。目が粗く一見するとカジュアルな装いですが、どこか高級感もあり、カジュアルになりすぎない程よいバランスがあります。

やや厚手のわりにはとても通気性が良く、洗濯してもしわになりにくいため、ちょっと上品な普段着として活用可能。オックスフォードで作った生地は、カジュアルながらも品の良さが漂うのが魅力です。

バリエーションもいくつかあり、一般的なのはたて糸に色糸、よこ糸に白糸を使ったシャンブレーカラーのもの。無地の他、ストライプ柄も人気です。落ち感もあるため、着たときにシルエットがきれいに見えるのもポイントです。

デメリットとして、洗濯を繰り返しているうちに少しずつ縮んでくることが挙げられます。また織り方の特徴から、ソースなどのシミが落ちにくいことも。縮みを防ぎたい場合や汚れをきれいに落としたい場合には、ドライクリーニングに出すようにしましょう。

またオックスフォードは洗濯で縮みやすいため、製品を作る際には水通しをしておくと安心です。

オックスフォードのメリット

  1. カジュアルだけど上品
  2. 触り心地がしなやか
  3. 厚手だけど通気性が高い
  4. しわになりにくく、洗いざらしのまま着れる
  5. シンプルでおしゃれ
  6. 着たときにきれいなシルエットが出る

オックスフォードのデメリット

  1. 洗濯を繰り返すと少しずつ縮む
  2. ソースや化粧品のシミが落ちにくい
  3. 長く大切に使いたいならドライクリーニング必須

その他

  • 正式名称は「オックスフォード・シャーティング」といいます。
  • オックスフォード大学のテニスウェアである、グレーの霜降りフランネルシャツも「オックスフォード」と呼ばれており、生地名と混同されやすいため、注意しましょう。ちなみに、グレー(黒ずんだ灰色)はオックスフォード大学のスクールカラーです。
  • より高級感のあるものに「ピンポイントオックスフォード」「ロイヤルオックスフォード」などがあります。

生地問屋YAMATOMIのオススメラインナップを見る

甘撚りオックスフォード シャトル赤耳使用
インディゴオックスフォード
オックスフォード 10/8オックス
Supima Cotton 80/2 High Density Oxford Resilient Finish
Supima Cotton 80/2 // High Density Oxford

YAMATOMI OFFICIAL