ダイヤモンドチェック
概要
ダイヤモンドチェックとは、ダイヤモンドのようなひし形が規則的に並んだ格子柄・チェック。ダイヤモンドチェックには次の2タイプがあります。
- 「ブロックチェック」の四角形がひし形に並んだもの
- 斜めの縞が交差して格子を形作っているタイプ
基本的に配色は、色の濃淡・コントラストがはっきり違う2色。中には3色をひし形に並べたものや、他の縞と組み合わせたものまで、意外と多種多様です。
ダイヤモンドチェック柄の織柄になっている織物は「ダイヤパー(diaper)」と呼ばれます。2色の糸を使った織物はもちろん、1色の糸でも織組織を変えたり、光沢の違う糸を使ったりすることで、さりげなくダイヤモンドチェックを表現可能です。
ダイヤモンドチェックの特徴
ダイヤモンドチェックに使われる色の組み合わせは、赤×黒、赤×白、白×黒、紫×白など、はっきりした色合いのものが多いです。そのためとても派手な柄であり、目に付きやすいことがポイント。
またダイヤモンドチェックはその道化師やピエロの定番柄でもあり、その派手さから衣装デザインやコスプレなどにも使われるユニークなデザインです。
ただ日常着で着るには悪目立ちしやすいため、ネクタイだけ、袖だけなど部分的に使うのがおすすめです。
1色のみで構成されるダイヤモンドチェックの場合は一転して落ち着いた印象になります。控えめの中にもダイヤモンドチェックとしての存在感があり、おしゃれなので日常着としても使いやすいでしょう。
ダイヤモンドチェックのメリット
- ユニークで派手な印象
- 意外と種類が多い
- 衣装やコスプレで人気
- 華やかで存在感がある
- ピエロのような雰囲気作りができる
- 1色で構成されたものは控えめだけどスタイリッシュ
ダイヤモンドチェックのデメリット
- 日常着だと悪目立ちしやすい
- 派手になりすぎる
- 他の柄物との組み合わせには要注意
その他
- 単なる「ダイヤモンド」だと宝石を指しますが、ひし形を意味する英語「ダイヤモンドシェイプ(diamond shaped)」が名前の由来となっています。別名「ダイヤ柄」「ダイアゴナルチェック」。
- トランプなどに描かれている道化師(harlequin)が身に付けている衣服にもよく見られる柄です。そのため色彩が派手なものは「ハーリキンチェック」「ハーレイクインチェック」とも言います。
- ダイヤモンドチェックの上に細い線が走った「アーガイルチェック」も、ダイヤモンドチェックの一種です。