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水玉

概要

水玉とは、小さな円形や玉(大きな円形もある)を並べた柄の総称。円形という図形からなるため、幾何学模様の1つです。

5〜10mmサイズの玉を規則的に並べたものがオーソドックスですが、それより小さいもの・大きいもの、不規則に並べたもの、重なったものなど、多くの種類があります。※水玉の種類は下部に掲載。

とてもシンプルな柄なので、プリントはもちろん、織りなどでも表現可能。また素材やテキスタイルの種類にも制限はなく、着物を含む衣類から雑貨、インテリアまで幅広く取り入れられています。

水玉の特徴

水玉の特徴はとてもわかりやすく、玉が点々と規則的・不規則的に展開されています。どこまでも広がっていくような、制限の少ない抽象柄です。

水玉はとてもシンプルでありながら、何か物足りなさを感じたときに取り入れたくなるさりげないおしゃれ感を持っています。

落ち着いた柄であれば他の柄とも組み合わせやすいです。また世界中の老若男女に親しまれており、流行に左右されることもありません。

どんなシーンにも取り入れやすいシンプルなものが好まれますが、中には玉の大きさや配置、色の数によって派手にしたものから、奥ゆかしさを感じられる和風なものもあり、多種多様な表現ができることもポイント。

ただし、中には子供っぽく見える水玉もあります。大人が取り入れるときには玉が小さめのものや、ランダムなものを選ぶと良いでしょう。またスタンダードすぎるがゆえに、物足りなさを感じることもあります。

水玉のメリット

  1. 自由自在で、多種多様な表現がある
  2. 流行・トレンドに左右されない
  3. 老若男女に親しまれているポピュラーな柄
  4. シンプルでさりげない柄
  5. どんなアイテムにも取り入れやすい
  6. 他の柄とも組み合わせやすい

水玉のデメリット

  1. 子供っぽく見えるものもある
  2. 物足りなさを感じることもある

水玉の種類

ピンドット 玉の大きさがピン(針)の頭ほど小さいもの。遠目に見ると無地にも見える。
ポルカドット/中水玉 最もスタンダードな水玉。5〜10mmほどの大きさが基準。
コインドット/ポロドット アメリカの25セント硬貨(2〜3cm)ほどの大きさの水玉。
スポット コインドットよりも大きなもの。ドットの定義には当てはまらない。
バルーンドット 1980年に流行した、風船のように大きな水玉。スポットの同義語。
シャワードット/ファンシードット 大きさの異なるドットをランダムに散りばめたもの。
リングドット 指輪のように、中心が空洞になっている水玉。
ダブルドット 水玉が二重になって重なったり、大きさの違う水玉がセットになっているもの。

その他

  • 名前の通りですが、上から水滴を落としたような柄であるから「水玉」と呼ばれています。英語では「ドット(dots)」といいます。
  • 水玉は老若男女に親しまれるスタンダードな柄ですが、世界恐慌が起きた1929年に流行したことで「不況時に流行する柄」という説があります。
  • 水玉は西洋のイメージがありますが、実は日本でも「水玉文」と呼ばれ、和柄の1つとして古くから親しまれていました。日本の水玉には次のような種類があります。
    ・鮫小紋……ピンドットに該当する、小さな水玉文。
    ・霰模様……小さい不規則な水玉が霰が降るように見える水玉文。シャワードットに近い。小さい点と大きい点が混じったものを「大小霰」ともいう。
    ・豆絞り……豆粒サイズの水玉を絞り染めで表した水玉文。
    ・蛇の目……大小2つの円が、同じ中心で重ねられている同心円の水玉文。
    元来、日本の水玉文は黒地や紺地、赤地などに、白く玉を抜いたものが多いです。

水玉の向いている用途

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