フルーツ柄
概要
フルーツ柄 とは、果物をモチーフにした柄の総称。「果物モチーフ」であること以外にはこれといったルールや条件はありません。
たとえばモチーフの大きさ、使う色や色の数、配置、モチーフの置き方などは自由です。果物が丸ごと単品で描かれるほか、輪切りにされた断面を描いたもの、皿やバスケットに持ったもの、果物以外のモチーフも一緒に描かれたものなどもあります。
また水玉、ストライプ、チェックといった抽象柄と一緒に描かれる場合も。
果物を繊維や糸で描くのは難しいため、ほとんどの場合はプリントによって作られます。
フルーツ柄の特徴
フルーツ柄には決まりごとはないため、とても自由度が高く、結果多種多様な柄が生まれています。
モチーフが大きければ賑やかな印象になりますし、小さければ可愛らしい印象に。また色の数を増やせば華やかに、最小限に抑えれば落ち着いた印象になるなど、描き方によって表情を変えられます。
しかしそのどれもに共有しているのは、トロピカルな雰囲気が漂う柄に仕上がること。南国を彷彿とさせる「トロピカル柄」もありますが、まさに相性ぴったりです。
爽やかなデザインのため、夏物のカジュアルな製品におすすめ。逆に言えば、秋冬だと季節外れ感がどうしても出てしまいます。
またプリントで制作することから大量生産が可能でコストを抑えられますが、先染め生地に比べるとチープな雰囲気になる点に注意。繰り返し洗濯すると色落ちや色移りが気になる場合もあります。
フルーツ柄のメリット
- トロピカルな雰囲気がある
- 賑やか・華やかで明るい印象
- 果物以外のモチーフとも組み合わせやすい
- 多種多様なデザインがある
- 描き方で表情を変えられる
- 夏物に向いている
- プリントなので大量生産しやすい
- コストを抑えられる
フルーツ柄のデメリット
- 秋冬だと季節外れ感がある
- チープに見られやすい
- 色落ち・色移りに注意
その他
- 1種類の果物をモチーフにした柄は、その果物の名前+柄という名称になることがほとんど(例:レモン柄、イチゴ柄など)。「フルーツ柄」と呼ぶ場合には、複数の果物が組み合わさっている柄を指すことが多いです。
- 似たものには、野菜をモチーフにした「ベジタブル柄」もあります。