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エスニック柄

概要

エスニック柄とは、トルコ、インド、エジプト、モンゴル、ネイティブアメリカンなどその土地に根付いている植物・動物・神などをモチーフにして、多色使いで細かく書き込まれた柄のこと。

中近東、南米、アジア、アフリカなど、キリスト教・ユダヤ教圏外の地域から生まれ、民族衣装や歴史的文化などを連想させます。

エスニック柄は発祥地によってそれぞれ独特な柄を持っています。※エスニック柄の種類は下部に掲載

エスニック柄の特徴

「エスニック柄」とは特定の柄を指すのではなく、ざっくりと見て「民族調」な柄であれば「エスニック柄」に分類され、非常に種類が多いです。

いろいろなものをモチーフにして色彩豊かに描かれているので、エスニック柄の製品はとてもカラフル。ですが、蛍光色ではなく落ち着いた色味を多色使いしているので、馴染みが良いものが多いです。

不規則でごちゃごちゃした印象のものから、規則的なものや左右対象のものまでさまざま。

とても土着的で個性的民族っぽさが大胆に出ていて、メインとしてもアクセントとしても取り入れやすいです。

ただ非常に派手な柄なので、エスニック柄と組み合わせるなら無地が無難。雰囲気があり印象に残りやすいですが、言い方を変えると「主張が激しい」とも言えます。また、ヨーロピアンスタイルとの相性は悪いです。

良い意味でも悪い意味でも、相手に個性的な印象を与えやすいです。

エスニック柄のメリット

  1. 民族っぽい雰囲気がある
  2. 種類が豊富で幅広い
  3. モチーフがあって個性的
  4. 色彩豊かだけど馴染みが良い
  5. インパクトがある
  6. 印象に残りやすい

エスニック柄のデメリット

  1. 柄物同士を組み合わせにくい
  2. 「主張が激しい」と見られることもある
  3. ヨーロピアンスタイルと合わない

エスニック柄の種類

アラベスク文様 イスラム発祥。本来はモスク(寺院)の壁面に描かれていた装飾用の柄。
バティック インドネシア発祥。ジャワ島を中心に発達した更紗のこと。
ペイズリー柄 インド発祥。曲線と草花をモチーフにしている。
トライバル ネイティブアメリカン発祥。カラス、ワシ、ハチドリなど動物系のモチーフが多い。

など

その他

  • 「エスニック(ethnic)」とは「民族の「人種の」という意味。ギリシャ語のethnos(エスノス)が語源が語源だと言われています。
  • 「エスニック柄」は「ネイティブ柄」「オリエンタル柄」などと表現されることもあります。
  • エスニックには「異教徒の」という意味もあり、キリスト教徒以外の民族を指す宗教的な意味合いも含まれています。
  • 1960年代後半、インドのサリーや中南米のポンチョなど、エスニックから発想を得たファッションが流行し「エスニックルック」と呼ばれました。類語には「フォークロアルック」などがあります。

エスニック柄の向いている用途

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