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花柄

概要

花柄(フラワーパターン)とは、さまざまな花を表した柄の総称です。古代から現代まで愛されてきた最もポピュラーな具象柄。

世界各地にその地域独自の花柄が存在しているだけでなく、ブランドやメーカーが独自開発した花柄、架空の花柄など、多種多彩な広がりを見せています。※花柄の種類は下部に掲載

プリントはもちろん、織りや編みでの表現も可能です。プリントならハリのあるブロードやローン、織りならジャカード、編みなら天竺やレースなど、あらゆる生地で表現できる再現性の高い柄です。

花柄の特徴

花柄は「柄物といえばこれ!」とも言える、定番の具象柄。そのため衣類各種からインテリア、カバン、小物まで、ありとあらゆる製品に用いられるほど、汎用性が高いです。

花といえばエレガントだったり、キュートだったり、ポップなイメージですが、そうしたあらゆるイメージをそのまま柄として表現できるのが大きなポイント。可憐でかわいらしい小花柄もあれば、貴族を思わせるほど豪華絢爛な花柄もあるのです。

また、その時代や地域の特色が強く表れているため、花柄を見ればその国・時代の伝統などを読み取れることもポイント。

現代の花柄は女性や子供だけでなく、柄の雰囲気や色を変えれば男性用の服にも取り入れることができ、もはや性別を問いません。

花柄はとても印象に残りやすい柄ではありますが、他の柄物と組み合わせるとちぐはぐになってしまったり、その柄に飽きてしまいやすいことがデメリット。

柄によっては子供っぽくなったり、逆に古臭く見えたりすることもあり、自分の年齢・性別に合わせた柄を選ぶことがうまく取り入れるポイントになります。

花柄のメリット

  1. 種類が豊富
  2. 定番なので商品数が多い
  3. プリント・織り・編みで表現できる
  4. 性別・年代問わず取り入れやすい
  5. 性別・年代に合わせた柄がある
  6. 時代や地域の特色が表れている
  7. 汎用性が高い
  8. 存在感があり印象に残りやすい

花柄のデメリット

  1. 他の柄物との組み合わせには注意が必要
  2. その花柄に飽きてしまうことがある
  3. 子供っぽくなりすぎることがある
  4. 古臭く見えることがある

花柄の種類

地域や時代で生まれた花柄

ヴィクトリアンチンツ 絵画的なタッチの豪華なバラの花模様。ヴィクトリア朝時代に人気だった。
チロリアンフラワー柄/チロル柄 オーストリアのチロル地方に伝わる花柄を図案化したもの。
フランス柄 フランス発祥のとてもエレガントで上品なバラ柄。
カントリー調花柄/グラニープリント 田舎らしい素朴な印象の花柄
小花柄 小さな花のモチーフが全面にびっしりと展開された柄。
唐花 中国から日本に伝わってきた、空想上の花をモチーフにした柄。

ブランドのオリジナル花柄

リバティ柄 イギリスの老舗百貨店「リバティ社」が開発した小花柄。今や小花柄の代名詞となっている。
ウニッコ フィンランドのアパレルブランド「マリメッコ」のオリジナル柄。ケシの花がモチーフで、ポップで印象に残りやすいデザイン。
サンダーソン柄 イギリス王室御用達、インテリアファブリックや壁紙を展開する「サンダーソン社」の花柄。よりボタニカルな印象が強い。
キャスキッドソン柄 クラシカルな花とポップな色彩を組み合わせた花柄。ヴィンテージな雰囲気漂う花柄が多い。

その他

  • 世界最古の花柄は、古代エジプトの蓮の花をモチーフとした柄だと言われています。その後、古代オリエント、西洋、インド、中国など、時代や地域によってさまざまな花柄は誕生しました。
  • 花柄の中でも、特に人気のモチーフはバラ。イギリスの「ヴィクトリアンチンツ」やフランス発祥の「フランス柄」でも、可憐で豪華なバラが数多く描かれています。
  • 日本ならば梅、桜、藤、椿、菊など、日本ならではの花柄が着物の柄として大人気です。これらを季節に応じて身に付けることが、着物の楽しみ方の1つとされています。

花柄の向いている用途

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