ブロックチェック
概要
ブロックチェックとは、2色の四角形が交互に碁盤の目のように並んだ格子柄・チェックのこと。
用いられる色は白と黒が一般的で、濃淡の違うものや明暗がはっきりしているものがほとんどです。格子は大きめ。
また大きめのギンガムチェックのように、色が交差して色の重なる部分には濃淡が表れているものもあります。
格子は2色とも同じサイズの四角形。真四角のものがほとんどですが、少し長方形になっていることもあります。
ブロックチェックの特徴
ブロックチェックには白×黒や赤×黒のように、対照的な色が使われることが多いです。そのうえ格子が大きめなので、とても目立ちやすいチェック柄だと言えます。
しかし使用する色の数は2色のみ、なおかつとても規則的に交差させているため、目立ちますが「華やか」なわけではありません。
日本では存在感がありつつ、縁起が良い格子柄であることから、和服の柄として用いられてきました。一見するとモダンなチェックのようにも見えますが、和装や和の雰囲気によく合います。
ただ、使用する面積が多すぎると悪目立ちしてしまったり、他の柄物と組み合わせるとちぐはぐした印象になったりと、使い方には工夫が必要です。
ブロックチェックのメリット
- 対照的な色・大きめ格子で目立ちやすい
- しっかりと存在感を放つ
- 日本では縁起が良い格子柄
- 和装との相性が良い
- 季節問わず使いやすい
- 老若男女問わず取り入れやすい
ブロックチェックのデメリット
- 使い方によっては悪目立ちすることがある
- 他の柄物との組み合わせには注意
- 「華やかさ」は足りない
その他
- 名前の由来は、四角形がブロック状(固まり)で並んでいることから。
- チェス盤の模様にも似ており「チェッカーボードチェック」「チェッカー」とも呼ばれます。和名では「弁慶格子」「市松文様」「元禄文様」と呼ばれ、縁起の良い柄のひとつです。
- ブロックチェックと似た大きめの格子柄に「ランバージャックチェック」があります。ランバージャックチェックは色の濃淡があり、中でも白と黒、赤と黒などはっきりとした2種類の色が使われたものをブロックチェックと呼ぶこともあります。
- 縁起が良いことから2020年の東京オリンピックのエンブレムにも採用され、再注目を浴びるようになりました。