ランバージャックチェック
概要
ランバージャックチェックとは、色地に幅の広い黒の縞が直角に交差する格子柄・チェックです。大柄の格子で、次のように黒と色地の組み合わせが一般的です。
- 赤×黒
- 青×黒
- 緑×黒
- 黄×黒
アメリカ北部やカナダなど比較的寒い地域で着られていたシャツの柄が元となっています。
ランバージャックチェックの厚手のシャツを「ランバージャックシャツ」、ジャケットを「ランバージャックジャケット」と言って、そのまま服の名前にもなっています。
ランバージャックチェックの特徴
ランバージャックチェックはワークシャツやコート、ジャケットなど起毛した毛織物で作られる服によく使われます。あたたかみのある柄なので、毛織物との相性が良いです。
現代ではカジュアルなシャツの定番柄として、老若男女問わず取り入れやすいでしょう。
遠目からでも目を引く色と組み合わせがポイントで、コーデのアクセントにぴったり。
しかし使用する面積が多いほど目立ち、派手で安っぽい印象にもなりやすいです。また真夏では暑苦しい印象をあたえるかもしれません。
より落ち着いた柄にしたいときには、茶×黒や紺×黒など、落ち着いた色味を組み合わせると良いでしょう。落ち着いた色味の組み合わせはカジュアルさとは一転、クラシカルな雰囲気を作れますよ。
ランバージャックチェックのメリット
- カジュアルシャツの定番柄
- 起毛した毛織物との相性が良い
- 遠目でも目を引きやすい
- 色味の組み合わせ方で表情が変わる
ランバージャックチェックのデメリット
- 使い方によって派手で安っぽい印象になることも
- 真夏は暑苦しい印象を与えやすい
その他
- 「ランバージャック(lumberjack)」とは「木こり」「木材伐採人」という意味。アメリカ北部やカナダの木こりが着ていたシャツやジャケットに用いられていた格子柄だったため、それらにちなんで「ランバージャック」と呼ぶようになりました。
- 別名「バッファローチェック」。西部開拓時代のバッファロー狩りを行うカウボーイや労働者などの服に使われていました。和名では、歌舞伎などで気性の強い役が着ていた白黒の格子柄から「弁慶格子」と呼ばれます。
- ランバージャックシャツはカナダで着られていたことから「カナディアンシャツ」とも呼ばれます。