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チェック

概要

チェックとは、たて縞とよこ縞が規則的な間隔で交差している格子柄のこと。「格子縞」とも呼ばれます。 チェックはイギリス発祥のものがほとんどで、特にタータン・チェックはスコットランドの民族衣装にも使われる“家紋”のような存在です。クラン(氏族)が固有のタータン・チェックを持っており「クラン・タータン」とも呼ばれます。タータン・チェックが施された衣装や小物を身に付け、結束力を高めていました。 格子柄の作り方も先染めからプリントまであり、どんな素材・生地でも表現しやすい柄です。

チェックの特徴

チェックは英国発祥の「トラディショナル・スタイル」には欠かせない柄です。さまざまなバリエーションがあり、大きく分けると「プレイド」と「チェック(チェッカード)」に分類されます。※チェックの種類は下部に掲載

多くのチェック柄は歴史の中で生まれ伝統を持っていますが、言い換えれば「古臭い」とも言えます。またチェック柄の特性上、スタイルが膨張して見えることもあります。

チェックのメリット

  1. 性別・年齢問わず世界中で愛用されている
  2. シンプルなアイテムもおしゃれになる
  3. アイビールック、アメカジ、ガーリーまで幅広く表現できる
  4. 王道で時代やトレンドに左右されない

チェックのデメリット

  1. 古臭さを感じる柄もある
  2. 着ると太って見える柄もある

チェック柄のアイテムを選ぶときは、一度鏡の前で合わせることをおすすめします。

チェックの種類

【プレイド:縞を交差させた柄】

タータン・チェック 色・幅の違う縞を直角に交差させた伝統的な格子柄
タッターソール・チェック 2色の細い縞が交互に交差している
オーバー・チェック 小さい格子柄の上に大きな格子柄を配置
アーガイル・チェック 菱形の格子が連続している柄の上に、細い縞が斜めに入ったもの
ウィンドーペーン 縞が直角に交差し、ほぼ正方形の四角形になっている
グレン・チェック 小さな格子柄を組み合わせて大きな格子柄を構成
ギンガム・チェック 先染め糸と白糸を織って作った小さめの格子柄

【チェック・チェッカード:四角形を組み合わせた柄】

ブロック・チェック 2色の正方形が碁盤の目のように配置されている。日本語では「市松模様」や「元禄文様」と呼ばれる
ダイヤモンド・チェック 菱形を規則的に密に並べたもの。アーガイルチェックも含まれる
千鳥格子 柄の1つ1つが鳥のように見える格子柄。また牙の形のようにも見えるため「ハウンド・トゥース・チェック」とも呼ばれる

 

その他

  • 日本ではプレイドもチェックもまとめて「チェック」と呼びますが、英語では区別して使われています。
  • タータン・チェックはさらに細かく分類されます。7000種類あると言われていますが、すべてのタータン・チェックはスコットランド政府の登記局「スコットランド・タータン登記所」で登録・管理されています。 ロイヤル・タータン:王室が使う伝統的なタータン クラン・タータン:クランや組み分けで使うタータン メモリアル・タータン:記念日や追悼に使うタータン ファッション・タータン:ファッション用途のタータン
  • 英国出身のデザイナーは、自国のチェック柄を現代風にアレンジしたデザインやファッションを発表しています。「ヴィヴィアン・ウエストウッド」「バーバリー」「アクアスキュータム」などが有名です。
  • ブランドが独自にデザインしたチェック柄を「ハウス・チェック」といいます。特にチェック柄で有名なバーバリーは「バーバリー・チェック」で世界中に知られています。

チェックの向いている用途

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